インターネットエクスプローラーで保存したアカウントとパスワードのバックアップの仕方
今回は、和泉市のお客様のご依頼です。
パソコンを買い直したけど、Amazonとかで使ってたIDとパスワードがわからないからインターネットエクスプローラーから取り出せないかな?
というものです。
IDとパスワードはスマホなど失くさないものにメモをしておいた方がいいんですが、銀行のネットバンキングやマイナンバーカードの暗証番号だったり何でもWEBでってなっていて、管理するアカウント情報が多すぎて困りますね。
実際、自分もブラウザやスマホの自動保存に頼ってるので、困るときが来そうですが。
インターネットエクスプローラーの後継にあたるEdgeや、Firefox、Google chromeなど有名なブラウザでも同じように保存ができます。
FirefoxやGoogle chromeなどは保存したID(アカウント)・パスワードを各ブラウザアプリのオプション等から確認できたりバックアップが可能ですが、インターネットエクスプローラーはその機能がないためできません。
ある意味セキュリティ面ではいいのかもしれませんが、バックアップやパソコンのデータの移行に困りますよね。
2023年2月14日に「インターネットエクスプローラー 11」(IE11)の完全無効化
マイクロソフトが2023年2月14日、Windows 10のパソコンに入っている「Internet Explorer 11」(IE11)の完全無効化を実施しました。
無効化はMicrosoft Edgeのアップデートで行われ、インターネットエクスプローラーを起動するとEdgeが起動するようになります。
最終的には、インターネットエクスプローラー自体がWindows10から消えるようになるようです。
消える前にアカウント情報のバックアップをしましょう。
インターネットエクスプローラーに保存したパスワードの保存先
Windowsには秘密の情報を保存するために「Protected Storage」という機能があります。
IEで記憶させたパスワードだけじゃなく,フォームに入力した履歴,Outlook ExpressやWindowsメッセンジャーなどで使用しているIDやパスワードなども「Protected Storage」に保存されています。
この「Protected Storage」が保存されているのはレジストリ・データベース(レジストリ エディタの「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Protected Storage System Provider」)なんですが、見たところで16進数になっており暗号化されて表示されるので、今回は簡単にソフトを使って確認します。
ツールを使ってIEに保存したパスワードを確認する
「IE PassView」
http://www.nirsoft.net/utils/internet_explorer_password.html
「Entry Name」・・・IDとパスワードを使用したサイトのURL(アドレス)
「User Name」・・・ID(アカウント名)
「Password」・・・パスワード
複数ファイルを選んで左上のフロッピーディスクのアイコンを保存すれば一気に保存できます。
以上のようなパソコン、スマートフォンのことでお困りなら、お気軽に庄屋にお問い合わせください。
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